職業倫理規程
わたくしたち熊本託麻台リハビリテーション病院の職員は医療に関わる職業人として、「病院基本理念」および「病院基本方針」に基づいて下記の通り職業倫理を定めます。
- 患者さんの人格や人間としての尊厳を尊重することを自覚し、品位と良識をもった職業人としての資質向上に努めます。
- 医療サービスの質の向上を図るため、常に知識の習得と技術の研鑽に努めます。
- 医療従事者として各職種間の相互理解と協力により、良質なチーム医療を実践します。
- 医療の公共性を重んじ、法規範の遵守に努めます。
- 医療を通して地域の発展に貢献します。
- 患者さんのプライバシーを尊重し、職務上の守秘義務を遵守します。
臨床倫理規程
熊本託麻台リハビリテーション病院では、患者さんの尊厳および人権に配慮し、質の高い医療を提供できるよう下記の通り臨床倫理を定めます。
- 患者さんの自己決定権を尊重いたします。
- 患者さんに治療方法をわかりやすく説明し、意思を尊重して同意を得るように努めます。
- チーム医療のもと、医学的適応を確認し、最善の医療を行います。
- 患者さんの生活の質(QOL)を考えた医療を行います。
- 患者さんを取り巻く状況を把握し、配慮した上で医療を提供します。
- 患者さんの人権や、人間としての尊厳に関わる問題については、「倫理委員会」において十分に検討を行い、委員会での審議結果を踏まえた医療を提供します。
この規程は、令和4年1月13日付をもって改定されています。
種々の倫理的問題への対応
意思決定が困難な場合:「説明と同意マニュアル」に沿って、家族などを含めて本人の推定意思を確認したうえで、医療ケアチームによる臨床倫理カンファレンスや倫理委員会で検討し、本人にとって最善の方針をとることを基本とします。ご家族などがいない場合も同様です。
身体拘束について:医療安全上やむを得ず身体を拘束し行動制限が必要な場合は、あらかじめ本人・家族に説明のうえ、「身体拘束に関する基準・手順」等に沿って適切に対応します。
輸血拒否や血液製剤投与の拒否について:輸血や血液製剤投与の必要性、投与しなかった場合に予測される結果、代替治療について十分説明したうえで、臨床倫理カンファレンスや倫理委員会で検討します。
終末期医療について:看取りや緩和ケアなど積極的治療を行わない場合は、医師2名以上を含む医療ケアチームによる臨床倫理カンファレンスで検討します。日頃から本人・家族との話し合い(人生会議)を促進し、本人の意思に沿った医療を行うよう努めます。
病院倫理委員会
委員長には診療部の医師が就き、診療部・看護部・リハビリテーション部・法人事務局などから選出された委員で構成されています(2024年1月31日現在)。病院倫理規程・倫理委員会規程を定め、運営しています。
輸血に関する基本方針
- 当院で実施する医療行為(検査・治療を含む)において、医師が患者さんの生命に対する危機を回避するために必要と判断した場合には、輸血または血液製剤を使用します。
- 宗教上の理由などによる輸血拒否についても、必要と判断した場合には輸血を行います。輸血の同意を得られない場合は他院での治療をお勧めします。
- 免責証明書など、輸血を実施しないことを内容とする文書には署名・記名いたしません。
- 以上の方針は、患者さんの意識の有無や成人・未成年の別にかかわらず適用します。
臨床研究に関するオプトアウトについて
臨床研究は通常、文書または口頭で十分な説明を行い、患者さまの同意(インフォームド・コンセント)を得て実施します(オプトイン)。診療データのみを匿名化して用いる観察研究では、国が定めた倫理指針に基づき、研究の実施について情報を通知・公開し、拒否の機会を保障する「オプトアウト」の手法が用いられる場合があります。
ご自身のデータが研究に使用されることを望まれない場合やご不明な点は、各研究の担当部署までお知らせください。